12月5日
新しい場所へ1歩踏み出すことも
これまでの自分と決別して変化することも
立ちはだかる壁に挑戦することも
屈辱や挫折を味わうことも
気持ちを押し殺して切り替えることも
見えないものを信じて続けることも
尋常じゃないくらいの勇気と覚悟が必要で。
言葉で表現するよりも遥かに難しいことで。
それまでの過程でたとえ100の成果を出してても、
結果が0ならその瞬間に0と評価されてしまう世界。
その中でそれらを成し遂げるのは更に過酷なことで。
どうして頑張ってる人が報われないんだろう、
本気でいる人が全員幸せになってほしいのに、
そんな思いばかりが募るここ最近なんだけど
(Twitter見て察してください)
そのことを最初に教えてくれたのは、この気持ちを抱くきっかけをくれたのは8年前に誕生した彼だった。
2011年12月5日。
慣れないウィッグとライダースに身を包んで、緊張した面持ちで登場した彼。誕生したばかりの"愛刃健水"は、話し方も座り方も笑顔も全てがぎこちなくて。不安が前面に出てたはずなのに、なんとなく「この人が風男塾を変えるんだろうな」って、そう感じた。
女の子として、そのままの自分で頑張りたい気持ちだって絶対あっただろうし、でもこの世界を諦めたくない気持ちとの間で揺れ動いて、折り合いをつけて必死に掴んだ最後の砦。もう後がないという気迫が垣間見えてたのかなと今では思います。
出来上がってるグループに途中加入するということは歴史があって受け継いでいくものがあるから仕方ないことではあるけど、どうしても過去の人と重ねられて比べられて辛辣な言葉を投げつけられて苦しんだときもあったと思う。個別握手が始まって、人気の差が、ファンの人数が如実に表れて辛い現実を受け止めなきゃいけないときもあったと思う。自分の握手列に並ぶ人がいなくなってスタッフと話している姿や、他のメンバーの列を少し寂しそうに見てる顔は今でも覚えてます。話す内容を考える間もなく減っていく握手券は私も少し悲しかった。だからこそ、蓮くんが卒業後の初めての現場で握手会の入口の外まで続いてる健水くんの列を見たときは本当に本当に嬉しかった。ぐんぐんとファンを獲得して絶えずファンと笑顔で話してる姿にとても安心したなぁ。
あの運命の日から8年が経った今、
彼はやっぱり風男塾を変える存在になってくれた。
ただひとつ予想外だったのは、8年経って彼が1番上のポジションにいることかな。圧倒的センターの光黄くんの両サイドをスキルのある健水くんと虎次くんで固める、そのトライアングルが私は好きだったししっくりくるなって思ってた部分があったから2人がいなくなって、なんなら先輩が誰もいない中で真ん中で最年長で最古参としてまとめる姿には今でも少し驚いてる。だけど、誰が真ん中になっても違和感がなくて、1人が引っ張るんじゃなくみんなで足並み揃えて歩く今の風男塾を作ったのは健水くんで。そんな彼らをいいなって思ってる自分が確かにいるから、風男塾だけじゃなくて私も変えてくれた健水くんがアイドルになってくれてよかった。人のことを変える力のある人が、人のことを変えるチャンスを持ってる職業に巡り合ってくれてよかった。
きっと今彼が此処に残っていることも、この人生を生き続ける選択をしたことも、8年という人生の中で培った経験のもとで出来上がった"愛刃健水"が彼なりに考えて意味を見出した結果だと思ってるから、だからこそ9年目もその先も彼の人生を全うしてほしいし、最期までその瞬間を見届けて、「あの時やめなくて良かったね」ってお互い言い合えるといいなぁ。
最後に、
「全く別の2つの人生を歩ませてもらってる」とよく話している2人。貴方と出逢ったことで私は全く別の3つの人生を歩ませてもらってます。他の人の3倍の幸せを感じています。
これまでとても楽しかったです。幸せでした。
明日からの9年目は、一緒に幸せを見つけて、一緒に
幸せでい続けられますように。
生まれてきてくれてありがとう。
出逢ってくれてありがとう。
お誕生日おめでとうございました。