それでもね 君のいるココが居場所なんだよ
タイトルの歌詞はこの曲。
超特急「a kind of love」MUSIC VIDEO - YouTube
"僕らなしでも世界は 必ず回り続ける
それでもね 僕には君が必要なんだよ"
(野音直前にカラオケで歌ってエモくなってた人)
グループのデビュー日だった1年前の昨日、
新体制になって約半年間が経った彼らが立った地は、
かつてはCDをリリースする度に最終日を迎えていた
「完売」という伝説を作り上げて涙を流した
かつて私が大好きだった彼がその人生を、もう1人の
自分の人生の幕を閉じた
今私が大好きな人が彼として初めてリリースしたCDを引っ提げたイベントで最終日を迎えた
最後に残った初期メンバーが最後のCDを引っ提げた
イベントで最終日に5年ぶりに戻ってきた
そんな、グループの歴史を語る上で外せない
神聖で、大切で、大きくて、とても重たい場所。
グループがスタートした記念の日に、彼らはその地で、自分達がいなかった、もはや存在すら誕生していなかった過去を背負って"結成10周年"のスタートをきった。
走り出しはお世辞にも好調とは言えなくて、
現メンバーでの初めての3都市でのワンマンライブを
終えた3ヶ月前に感じた感動を上回ってしまうくらいの
大きな不安が押し寄せてきたあの日。
「10年続くのはすごいこと」
「10周年という記念のときに自分がいれて嬉しい」
震えをおさえてマイクを持つ手が、客席を見渡して泳ぐ目が、緊張で若干引きつっている笑顔が、小さなミスの連続から立ち直れずに流す涙が、その言葉よりもずっと「10周年」というたった3文字の重みを物語っていて、
思い入れのある場所で大好きな人が伝えてくれた嬉しい言葉や、力強い決意への感動よりも何よりも私は大きな不安を感じてしまった。
あの日から1年。
ボロボロなところからスタートした彼らは、3000人が収容されるステージから6人で手を繋ぎながら降りて、10周年の日々の幕を閉じた。
1番奥の席まで届くようにと強くマイクを握りしめて、10ヶ月間かけて会いに行ったファンで埋め尽くされた客席を愛おしそうに見渡して、楽しいよと言わなくても伝わるくらいの笑顔を見せてくれていた6人の背中にはのしかかっているものは何もないように見えて、
それはきっとあの日6人に託されたものが、これまでの10年間が、この1年の間に道となったからで。その道を一歩一歩踏みしめながら歩いた1年間があったからで。そして繋がったその道の先に昨日の野音があったから、そんな気がした。
10年ってとてつもない時間だと思う。
生まれたばかりの赤ちゃんは小学生になっている
小学生は成人を迎え、大人の仲間入りをする
バリバリ仕事していた人も定年が近づいてくる
そんな膨大な時間は、彼らにはあまりにも重すぎると
思っていたこともあった。
その重さに耐えきれないんじゃないか、負けてしまうんじゃないかと思った日もあった。
でも昨日の彼らは6人全員できちんと背負っていた。
"10年間"という地を自分たちの足で踏みしめていた。
1年前は倒れないようにと肩を組んでいるように見えた6人だったけど、いつのまにか大切なものを肩を組んでみんなで守る6人に変わってた。
そんな6人の姿を見たら、きっとぼーっとしてたらすぐ見失っちゃうんだろうなって思ったし、今見えてるこの大きくて広い背中が見えないくらい遠くなるときまで、いってらっしゃいと送り出す日まで、この目でしっかり見ていたくなった。野音に立つ姿を見てそう思えたのが嬉しかったなぁ。
つい先週のツアーのときに健水くんと風男塾はこれからどんな風にでも化けれると思う、どんなことになるのか想像つかないってワクワクしながら言ってるメンバーやファンの姿が想像できるって話をしたんだけど、今回の風歌番付がまさにそれだったなと私は感じた。
でも想像できなかったからこそ、Twitterにも書いたけど
1位が今の6人での曲だったのが本当に嬉しかった。
メンバーの卒業ソングでも、かつてニュースキャスターが絶賛してくれて話題になったグループの代表曲でも、キーを変えたりアレンジを加えながらどんどんパートを受け継いで歌い続けている曲でもなくて、
最初から今の6人の声でつくられている曲、
すごくすごく嬉しかった。
もちろん私にだって思い入れのある曲とか大切な曲とか好きな曲はいっぱいある。今回の1位の曲より好きな曲だってあるし、なんなら全ての曲に大切にしたい思い出が数えきれないくらいある。
でもそういうことじゃなくて、1位が現体制の曲なのは真咲くんも書いてたけど、"今"が受け入れられている、認められている、愛されているって答えな気がする。
自分達がどれだけ必要とされてるか、愛されてるかってあの6人はきっとわかってくれてるだろうと思うけど、こうしてランキングという目に見える形としてファンのその気持ちが伝わったっていうのはやっぱり嬉しいし、この"形"は6人にとって大きな自信になったと思う。
個人的にファンになって初めてってくらいすごくすごく悔しい思いをした去年の野音。
1年たってまた再び立てることになり、楽しみな反面、不安が全くないわけじゃなかった。
今の風男塾が1番好き、その気持ちに嘘はないのに
どうしても2014年の野音を忘れられない自分がいた。
今回も結構な数の座席を潰してて、それでもなお空席もあり、ソールドアウトは程遠いという現実は正直すごく悔しかった。
でも彼らを、というより誰かを応援したり好きになった以上、そういう悔しさも受け止めて、その思いと生きていかなきゃなんだろうなって大人になってわかったし、その現実を突きつけられて、悔しい現実を前にしても、じゃあセンターステージを作ろう、そしたら後ろの席の近くにもいけるよねって前向きにというか厳しい現状の中で自分たちに出来ることを見つけ、自分たちが大切にしたいものを貫く姿勢がかっこいいなと純粋に思った。くよくよするのは誰にでも出来るけど、受け止めるって自分たちの力量を知るってことだから、知った上で今の精一杯を見せてくれるところも、限界を超えようとしてくれるところも今の彼らの好きなところだなぁ。
大阪野音のときにも通路に出ていったりしていたけど、ファンも含めて家族だよって、一緒に歩いていこうって言ってくれる今の6人らしさを野音でも感じられたのは嬉しかった!
もうだめと思ったときにいつも僕を動かしてくれるのはファンのみんなと言っていた宙くん。
ファンを大切に思うその気持ちは今もそのままだけど、すっかり自分の力で動きだせるようになってるなって、ファンがぽんっと背中を軽く押すだけで走り出す強さが今はある気がします。
今の俺じゃ野音に立てないと言われました、でも今俺はここに立っています、と涙を堪えて話した真咲くん。
思えばあれから真咲くんの涙を見てない気がするけど、涙を堪えて、歯をくいしばってたくさんのことに耐えてきた真咲くんがいたからあの曲が1位を勝ち取ったんだと思います。
俺は全然ここで満足してませんと言っていた怜生くん。
個人的にはまだここでも満足してほしくないけど、ここ最近の歌唱力とかパフォーマンス力の向上が、まだまだこの先を目指してるという気持ちの表れだと思うから、同じ気持ちでいてくれてると信じてます。
風男塾を心から愛してますと言っていた来音くん。
この1年間、来音くんが来音くんなりの方法で風男塾を守ってるのをずっと感じていて、あの小さい体のどこにその強さがあるんだろうって不思議だったけど、愛情が人を強くするということを来音くんに教えてもらった。メンバーが褒めたくなるくらい急成長したのもきっと、全てが風男塾への愛情からきてるんだろうなぁ。
ユニット曲が終わったとき泣きながら夢を叶えてくれてありがとうって健水くんに言ってたけど、私は、叶えてくれたじゃなくて来音くんが自分で掴んだんだと思う。自分たちが思うよりもずっと大きい2人だから、この先もっと大きいステージになっても、バックダンサーがいなくても、2人で十分すぎるくらいのパフォーマンスを魅せつけてくれると信じてます。
あと個人的にはオレンジのネクタイと蓮くんのベルトをしてたのが、兎雷電燈を持っていたのが来音くんなのがやっぱり嬉しかった( ◜◡◝ )
「前の風男塾の方がいいなと思ってしまっている自分もいた」と涙ながらに話していた光黄くん。
ちょうど1年前の今ごろ、今の風男塾が1番好きという言葉に対して「なんで?」って言われたことに驚きと疑問を持ってたんだけど、野音でこれを聞いて納得した。今はこうは思ってないだろうけど、今のファンの答えがちゃんと伝わってたらいいなぁ。
光黄くんが大好きだった頃の風男塾を光黄くんが守ってくれたおかげであるこの"今"が私にとってはかけがえのない宝物です。
そして1年前、あの地で
「もっともっとみんなを大事にしたいと改めて思った。もっとみんなを幸せにしたい。」と話してた健水くん。
〜したいという希望が、いつからか楽しませる、笑顔にする、幸せにするという断言に変わっていた健水くん。
「風男塾をなくしたくなかった」と絞り出すかのように話してたあの日から1年、健水くんのその強い決意に、そして断言してくれる頼もしさに数えきれないくらいの人が救われて、支えられて、笑顔になったと思います。私はきっとこの先も健水くんのあの悲痛な叫びも、今の自信に溢れている頼もしい姿も絶対に忘れません。
今、私がなにも疑うことなく、根拠もないのに大丈夫と自信を持って言いきれちゃうくらい全幅の信頼を寄せられているのは、間違いなくこの6人だから。
なんだかんだ言っても過去のどの瞬間も大好きだけど、その上でやっぱり今が1番大好きだから、この1番が、これから先もずっと更新されていけばいいなぁ( ◜◡◝ )
昨日野音が終わってからふと昔、桃くんが「この歩みのスピードは他のところに比べたら遅いのかもしれません。ただ、風男塾には風男塾なりのスピードがあると思ってやってます。」って話してたことを思い出してその通りだなって。芸能界だから期限とかもあるのも事実だけど、それでも私はこれからも風男塾なりのスピードで一緒に歩いていきたいと、野音を経て改めて思った。
10周年が終わって11年目を迎えて思うのは、
みんなのことを大好きなことが幸せで、
大好きでいれることがとっても誇らしいってこと。
リリイベ楽しみだな〜〜〜〜〜〜!!!!!!